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冠元顆粒の実験から見えてくるもの

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富山大学にて、漢方の研究を長年にわたり行ってこられた、横澤 隆子先生(前列右)。
先日鳥取市での勉強会に招き、冠元顆粒の研究についてお話していただきました。

もともとは大学院生が紅花で、老化の研究をしたいということで、横澤先生の経験により、紅花単体よりも紅花が使われている漢方方剤で研究をするようにアドバイスされ、紅花を含む漢方薬の一つが冠元顆粒だったようです。

冠元顆粒を研究するうちに、紅花よりも丹参の効果が目にとまり、それから丹参・冠元顆粒の研究に力を注いでいかれたとのこと。

さらに動物実験では、人間が服用する量に換算するととてつもない量を服用させる実験が多い中、横澤先生は人間が服用する量からマウスに当てる量を計算して実験を行っていますとのこと。
(確かに動物実験の投与量を見ると、ありえんほどの量を与えてる実験が多い、人間が飲んだらどうなるんだろうと思うことも・・・)

老化をいかに遅らせるか・・
やはり、酸化を防ぐことというのが結論。
そして、冠元顆粒のすごいなと思う所は、腎機能を改善、過酸化脂質の生成抑制、AGEsの抑制、活性酸素の抑制と・・・この薬ひとつで西洋薬何種類分の働きをするんだろうと、そして西洋薬みたいな副作用がない。老化促進の原因の一つである糖尿病。血糖値を下げるだけでは身体の機能として成り立たないんだなと。細胞を守れない。だから血糖値を下げるの頑張っても、腎機能がダメになり、透析することになったり、目が見えなくなったり、神経障害が出てきたりするんだな。

まだまだ冠元顆粒には面白い実験データがあります。

人体実験をしている先生たちが25年目を迎え、実証してくれています。
明らかに、若い。若々しい。
私も、これからだな(笑)

身体は細胞でできている。

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食べたものから血液が造られ、その血液成分がシャワーのように細胞に降りかかるイメージを持って!
細胞が喜ぶ栄養たっぷりのシャワーなのか、
ヘドロのようなきたないシャワーなのか?
食べたもの、飲んだもの、すべては口にしたもので決まってきます。

だって・・・・。
わかっていいるけど、図に表されると、やっぱりドキッとしてしまうな・・・・・。
(といいながら、おやつをほおばる私がおります。)

27日の夜、平田コミュニティーセンターで4名の薬局の先生たちと勉強会をしました。
私が愛飲しているバイオリンクの社員である平井さんに、講義していただきました。
(最近、やたらとバイオリンクの勉強会が多いな・・・)

バイオリンクは細胞を作る材料に、エキス剤は細胞に栄養を与えるもの。
いろんな病気があるけれど、元をたどれば全部細胞の異常。
薬で病的な細胞を壊しても、周りの細胞が元気でなければ結局病気を繰り返すんだなと。

食べるものが変わってきてる今、なかなか薬が効かないという言葉をよく聞きます。
それは身体のひとつ一つの細胞の働きが弱っているからなのか?
60兆個とも言われる細胞。どんどん生まれ変わる細胞。
食べたものでしかできない。

食べるものにこだわりたいけど、避けることができない添加物や、農薬。
その排泄も手伝ってくれるから、バイオリンクはやっぱり凄いなとつくづく思いながら・・・。

私の大切な家族にはバイオリンクを飲ませ続けたい。と言わずとも、自ら飲みだす子供たちの身体の正直さを大切にしたいなと思った勉強会でした。

めまいの漢方治療

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10月25日、とりぎん文化会館で中医学の勉強をしてきました。
鳥取と島根で中医学を勉強する仲間がいます。
毎月集まって、中医師や、外部講師を招いてさらに深く学んでいます。

今回もトン先生の耳鼻科の漢方治療。
テーマは「めまい」

2000年前の文献にも
「めまいという症状は十中八九が虚であり、火や痰のあるものは十のうち一,二に過ぎない」
と書いてある通り、食生活の乱れが原因のことも多い。だから気血が不足してめまいを起こしたりする。
火や痰というものも脂っこい物、甘いもの、アルコールの取り過ぎによって発生しやすい。

何度もめまいを繰り返す場合、眩暈を抑える安定剤、脳血流改善薬ばかり飲んでもその場限り。やはり漢方薬、食生活の面から治し、根治しなければ不安ばかりが募るのではないでしょうか?

勉強会の後で、懇親会。
鳥取のイヌイ薬局の乾先生が全部、焼いてくれたり、お皿にとってくれました。
隣にいるのは、米子の遠藤全快堂の遠藤先生。
そんな乾先生の好意に甘えて、食べるだけ食べた後、トン先生にサプライズケーキ!!

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ダイオキシン類を胎児、乳児から守れるもの

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ダイオキシン類の体外排泄促進と胎児、乳児の健康障害へのカロテノイドの予防効果
~クロレラの臨床研究から~

クロレラの勉強会

クロレラと言ってもいろんな会社が出していますが、私が長年愛用しているのは熊本で作られているクロレラ工業のチクゴ株のクロレラ。
クロレラは製造過程をしっかり見極めてから、服用するようにご注意ください。

バイオリンクという名のクロレラ。
水俣病、カネミ油症などで、毒物排泄を促す効果が実証されている。
今回の先生はダイオキシン類の排泄研究をずっと行って来ている先生

解毒に関しては、食に関して様々な添加物が使われていて、避けて通れません。
どんなに頑張っても無理。頑張るだけ疲れるというのもある。
そして、身体にとって悪いものが、化学的になってきた現在、肝臓で分解できなくなってきているようで、
野菜をたくさんとっても解毒しきれない。治療域の量を必要とすると聞きました。

普通に野菜を食べているだけではダイオキシン排泄効果はない。
やはり治療濃度というものがあるので、バイオリンクを毎日食べ続ける必要があるとおっしゃっていました。

また、
妊娠4カ月から出産にまでクロレラを服用すると母乳中のカロテノイド類が増加する
カロテノイドには酸化ストレスを軽減させる働きがあるので、健康障害の予防につながる。
カロテノイドが蓄積しているのは眼、皮膚、乳房、子宮頸部

私は早速妹たちに、バイオリンクの錠剤とエキス入りのドリンクを送りましたよ。
女性も子供たちにもとても大切な食品のひとつだと思いました。

娘と一緒に勉強会に参加したのですが、娘が持っている「打吹公園だんご」
この抹茶色はチクゴ株のクロレラを使っているそうです。
健康的な団子なんですね。
お土産で配られた団子はあっという間に食べてしまいました。

 

皮膚病・・・白斑について

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毎月恒例の皮膚病IP講座を受けました。
講師は皮膚病の楊達先生。

今回は乳児湿疹と、白斑。

白斑の治療は難しいというのが、実際の感想。
身近にも白斑の人がいますが、中医学的な診断は今回の症例の方とほぼ同じ。
西洋医学では原因不明。免疫異常だと言われていることも。
中医学では白斑の状況、その人の体質によっても全員に当てはまらないかもしれませんが、
多くの場合、気血両虚、衛気不足、腎虚、瘀血、はたまた、血熱の時も。

そして、白斑ができてしまってからはなかなか改善は見られません。
でも同じ様な体質の人が発症しているので、予防ができるような気がします。
中国では五行草が白斑の治療に有効であると言われているようです。

私は五行草が大好きです。
さっとゆでて食べたり、味噌汁に入れたりして食べます。
そんな五行草は雑草。しかもしつこい雑草。
母が育てているバラ園にもバラ園の上質な土で育った五行草がたくさん生えているとのこと。
じゃぁ、欲しい!!っと言ったけど、既に遅し。
ゴミ袋っぱいになるほど、草抜きして捨てたわ・・・ですと。
本当に残念というか、もったいないというか・・・・。

アメリカではスーパーに売れているようです。日本では見かけません。
本当に雑草扱いにしかされていないのですが、不飽和脂肪酸も豊富に含まれていることがわかりましたし、こんな良いものはなかなかないですよ。

 

 

摂食障害と漢方

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毎月東京に行って、中医師の路先生と勉強を続けているのですが。
今回は「摂食障害」について漢方治療ではどのようにするかを話すことになりました。

一緒に勉強している仲間の一人は、何と元バレリーナ。
中学を卒業後ドイツへ留学し、ドイツで活躍後に帰国して、世界に通用するバレリーナを育成しています。
毎月、赤ちゃんと一緒に勉強しに来て、子育てと勉強とバレエの先生のスーパーマザー。

バレリーナに多い摂食障害。
痩せていることが重要な世界。本当に厳しい世界だなぁと思いました。
きらら薬局にも相談にいらっしゃる女性がいらっしゃいます。

下痢、嘔吐を繰り返して食べたものを吸収させない身体になってしまう。
日本でも精神科が担当する領域。
難しいなと思っていました。

路先生からいろんなことを聞かれました。

弁証の内容、処方内容、その人の気持ち、今どのような状況か、その人がどのようになりたいのか?
胃の状態、腸の状態、下痢はいつ起こるのか、どんな便の状態か、臭いは有るのか?
舌の状態はどうか?寒熱のバランスは?等など・・・・・

先生の余りに細かすぎる質問に答えられないことが何個か・・・・
難しいと思った症例に関してはなぜそのような状況になっているのかを自分がしっかり理解するまで聴く。

そして、先生の基本的処方が紹介され、ほっと一安心。間違ってはいなかったが、ビンゴ!ではなかった。

ただ、少しずつの調整が本当に大切な症例であることは間違いない。
一進一退が続くと予想されるので、それに合わせた最小限でかつ、最大の効き目をだす漢方処方が出来るようにまた一つずつ勉強だなぁ・・・とつくづく感じた1日でした。

今夜は高プロラクチン血症

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プロラクチンは乳汁分泌ホルモンですが、妊娠しにくいホルモンです。

二人目がなかなかできない。

排卵できないなどの原因の一つです。

今日は、河野先生の講義。頑張ります。

円ブリオ基金・・知っていますか?

1か月に1回、出雲市体育館のボランティアセンターでお茶会しています。

エンブリオ=受精後8週目までの赤ちゃんのこと。
小さな赤ちゃんを守るためにできることがないだろうか・・・・。

望んでいないのに妊娠してしまった。だから堕胎する。
本当にそれでいいのだろうか?
1年間に失われる胎児の生命は届け出だけで22万人。

そんな小さな命を守るために1円からはじまる円ブリオ基金があります。
マザーテレサに言わせれば、
日本は美しい国、でも命を粗末にしている国は、心の貧しい国。

エンブリオという小さい命からすべての命を守りたい。
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そんな思いが詰まって発行されている生命尊重ニュースを一緒に読んでます。
お茶を飲みながら。お菓子を食べながら。
そのほかにもいろんなこと話しています。

子育てに悩んでいることや、日頃のニュースのこと、
世間の子供たちのこと、今の時代は・・・・みたいなことを話しています。

介護のこと

布ナプキン作りをしたこともありました。

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この時には2歳の娘も針と糸を使って縫っていましたよ。

なんだか、ほっとする会です。
子供のことで気になったり、もっと気持ちを楽にさせたかったり、
自分の為に是非きてみませんか?

私は先輩たちの意見を聞けてほっとしてます。
そして、勇気を与えてもらえる情報にハッとしています。
ちょっとした生きる智慧・・・・もらって帰っています。

興味のある方はぜひ、きらら薬局 足立までお知らせください。

耳鼻科の中医診療

IMG_2804中国に出かける前日にトン先生の中医学講座を受けてきました。

トン先生は耳鼻科の先生。
耳鳴り、難聴など西洋医学でもなかなかうまくいかない症状です。
老化だから仕方がないとあきらめている人も多いと思います。

耳の症状は発症から3か月以内。早めの治療が大切だということも教わりました。
これで、私の治療領域がまた増えてきましたよ。
耳に関しては本当に難しいのですが、中医学という別の目線で治療をすると効果があると思います。

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この日は、不妊症でお世話になっている、陳先生もいらしていて、
久しぶりにゆっくり話をしました。
私が最初に不妊症の中国研修に行ったのが、長男が生まれてちょっとしてから。
その時、陳先生にも同じくらいの子供がいるよという話を聞いていました。

それから10年。
陳先生とも長いおつきあいです。

 

 

路 京華先生の講義

毎月1回の路先生の講義。10日に行ってまいりました。
もちろんいつものように日帰りです。

IMG_2676生薬一つずつの特徴をもう一回おさらいしております。

日本独特の生薬の使い方、中国ではこういう使い方が主流であるとか、路先生は中国も日本もよくご存知なので、さらに日本人に適した漢方の使い方を教えてくれます。

先生の講義を受けてから、さらに私の弁証論治もパワーアップしていて、見当違いが少なくなってきている!!(うれしい)

でも、まだまだ知らない病気もあって、私の頭を悩ませる患者さんもいます。そんな状況を先生に相談してみると、
黄帝内経に載っている症例です。とか、傷寒論の方剤が良いとか、やっぱり人間は変わっていないなぁとも思います。

2000年前から同じ病気で苦しんでいる人がいて、それを漢方は上手に治している。そして今でも治すことが出来る。さすがですよね☆