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中医皮膚科研修

中国雲南省昆明市に来ています。

日本でお世話になっている楊夫妻の元勤務先でもある雲南中医医院の皮膚科で病院研修をしました。

湿熱、血熱タイプが多い皮膚疾患。西洋医学ではなかなか治らなかったという患者さんも多く、私の薬局と似ている部分もあるなぁと。

ただ、漢方薬を飲めば治るのかというと、やはり食養生の面もしっかり指導していらしゃいました。

私のやり方に間違いはなかったと、確信しそして自信を持つことができました。

中医学の皮膚科勉強会

リーキーガット、小腸の微絨毛の異常。

まだまだ、研究途中のようでわからないことも多いと言われる中思い当たる事があります。

中医学で考えるとどんどん繋がる。

中医薬研究会

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日曜日はトン先生の講義を受けてきました。

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昨年の中国研修のまとめとこれからの活用方法について学びました。

耳鼻科に関する症例は、子供から大人まで豊富にあり、補気による粘膜強化が鍵となる。

きらら薬局でもお客様の反応が良くて、嬉しい限りです。弁証論治が基本となるので同じ症状でも原因が異なれば違う漢方薬になります。

一つ一つのオーダーメイド。

それが一番いいのです。

 

学校保健委員会

昨日、浜山中学校の学校保健委員会に出席してIMG_0457きました。
生徒と保護者と学校医、小学校の養護教諭、栄養士さんなど地域の皆さんが集まり、中学生の健康について話し合いました。

睡眠時間、メディア、朝食、学習時間などの問題点を取り上げ、自ら改善していこうとする子供達の意欲には関心します。

浜山地区では保育園から中学校まで一緒になって健康チェックを行っています。我が子も浜山地区の保育園に通ってますから、朝食、メディア、睡眠のチェックシートを持って帰ります。
保育園児でもスマホ使用時間が小中学生と同じくらいの子もいるようです。上手に活用できるように、見守りたいと思います。

 

薬物乱用・飲酒・喫煙防止教室

昨年末から小中学校での講演を行っています。

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講演後、生徒さんからいただく感想文が私の糧になっています。
話をしたことがきちんと伝わっているのか?

子供達にはこんな風に伝わったんだ・・とか
来週は大津小学校、2月に入るとさくら小学校に出かけます。

さくら小学校では保護者の方にも聞いてもらえることになり、とてもうれしく思っています。
大人はこういう教育を受けてこなかった。
だから間違った選択をしてしまうことが多いのです。
薬物に手を出す大人たちの多いこと!! 薬物をあたかも医薬品のような取り扱ってしまう大人たち。

やはり正しい知識は必要だと思います。

今からでも遅くないので、ぜひ、大人の方にも聞いてもらいたいものです。

中国成都での研修

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いつも中医学の勉強を一緒にしている鳥取県の先生と中国の漢方薬製造工場に行ってきました。
(一か月以上前の話ですが・・・・・)

漢方の抽出作業が終わり、次の段階へ進んではいましたが、漢方のいい香りに包まれ、
そして、ていねいな作業をする工場の方がと交流することができて、
ますます、ここで作られる漢方薬に愛着が持てましたよ。

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成都の研修。
アップしようと思いつつ、帰国してから、1か月以上がたってしまいました。
リビング島根に取り上げてもらって、久々に思い出しました。

写真の生脈注射液。
私の大好きな麦味参顆粒の注射。

中国ではかなり使われています。心臓病に使うのはもちろん。雲南省の皮膚科を見学した時には炎症が治まった後の回復期にこの注射液の点滴をしていました。

講演をする前に緊張して、呼吸が浅くなる私には、欠かせない漢方薬の一つ。
一度、この注射を試してみたいと長年思ってはいますが、、、、いまだに実現しておりません。

皮膚病と中医学

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全国の先生と家にいながら勉強できるIP講座
夜、仕事が終わってから、22時までの勉強会です。

この日は尋常性乾癬、脂漏性皮膚炎、ステロイド性皮膚炎の症例検討。

どの方も皮膚科で良くならなかったから漢方でと相談に。
皮膚科に通ってもよくならないと、きらら薬局にもよく相談にいらっしゃいます。

皮膚科のステロイドや、薬が効いていないわけではないのです。症状を確実に抑えています。
しかし、皮膚科の薬は症状を抑えるものであって、根本を治すものではありません。
だから、何度も繰り返してしまうのです。

漢方薬を飲んでも同じようなことが言えます。漢方薬を飲むだけでは症状を抑えるに過ぎない。
漢方治療をする際には、私は口が酸っぱくなるほど、食養生、生活養生についてお話しします。

食養生にかんしては、そんなにできないと最初からあきらめる人が多いです。
甘いものをやめるなんて、楽しみがなくなるとか・・・・・

体調がよくなれば、甘いものなんて欲しくなくなるんです。楽しみがなくなるわけではない。
砂糖による呪縛から離れることができるだけ。
もっとおいしい食事を楽しめることができるんだということをお知らせしたい。

 

路先生と中医学講座

路先生の中医学講座をまた受けてきました。

今年からはもう一つ別の路先生の講座を受ける予定にしています。
先生の中医学のノウハウを一つでも多く頭に叩き込みたいと思いながら、いつも講座が終わると頭がパンク寸前です。

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この講座は赤ちゃんから参加できる講座。講義中も泣いたり、踊ったりしていますが、
母たちは勉強を続けます。
子供がいても、講義してくれる路先生には本当に感謝しています。

中医学の基礎。
それは生活の知恵です。
私たちが心を宿す身体をどのようにいたわることができるのか。
自分の身体を大切に守る知恵がいっぱいの中医学です。

漢方薬の香り。

漢方薬の香り、好きですか?
アロマセラピーの精油の香りと同様に、香りがもたらす効能があります。

その香りを追及する中国の製法が素晴らしい。
昨日は漢方薬の勉強会。漢方薬メーカーの開発担当の方のお話しを聞くことができました。

漢方の胃薬は苦い、臭いとよく言われますが、

私の大好きな胃薬はスーといい香りなのですよ。
それがまた、さらにいい香りになって、夏くらいに販売されることになったようです。

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さらに、私の胃を助けてくれる、晶三仙。
これもまた、甘酸っぱい味でおいしい。子供も大好きな味。

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苦味は炎症を抑える働き
甘味は調整したり、緩める働き
辛味は発散させたり、気をめぐらす働き
酸味は収斂させる働き
鹹味は固くなったものを和らげる働き

漢方薬だけでなく、私たちが食べる食材も味で効能効果が異なりますよ。

自分が欲している香り、味で自分の体調が分かるようになるといいですね。

 

掌蹠膿疱症と漢方

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掌蹠膿疱症についての勉強会。
西洋医学では原因不明でなかなか治らない。
掌蹠膿疱症性関節炎などもあり、かゆみだけでなく、骨の痛みを感じるという厄介な病気です。

手のひら、足に膿疱ができて、見た目が悪く当事者はとても気にされます。
手を出すことができないので、手袋が手放せなくなってしまいます。

症状が軽い時には皮膚科に行くと、ビオチンが出たりします。
この前は皮膚科から温清飲という漢方を処方されましたと相談された方もいらっしゃいました。

漢方で診ると、痰湿、熱毒、瘀血などの原因が考えられます。
しかしその原因の多くは食生活の悪さ、睡眠不足など生活スタイルの悪さが大きく関係するのも事実。

手のひらの小さいぶつぶつに悩んでいるなら、漢方薬もお勧めです。それと同時に生活スタイルを変える努力を!!

手袋、靴下、かゆみ、痛みから解放される日は近いかも!